このブログは乳房再建や脂肪吸引、脂肪注入に悩む方々への情報提供になればと思い始めましたが、いつか息子たちも読むかもなと思い、息子達あてに書き残しておきたいことも時々書かせてもらっています。(と思ったけど、次男はリアルタイムで読んでるな。すっごい読み飛ばしながら。)


私は涙もろい方ですが、自分の息子たちのことではあんまり涙がでません。(あれ?)
でも久しぶりに泣けちゃうことがあったので、ここに残させてください。



術後7日目、今日も高校から帰宅した長男とたくさんおしゃべり。
長男とはほとんど毎日、学校であったこと、政治や社会問題、ネットで見て面白かったことなどをおしゃべりしています。
私は術後、熱がずっと続いているので介護ベッドの背もたれを起こして座って話を聞きました。

長男は高校で生徒会長です。
中学でも生徒会長だったので、一部では任期中でなくても『会長』と呼ばれているようです(笑)。

長男は最近、学年の女子から『学校のトイレの個室に棚がなく、生理用品を置くところがないからみんな膝の上に乗せたり苦労してるんだけど、棚をつけてもらえないか』と言われたそうです。

女子がトイレや生理の話を長男にしてくれたこと、
長男も『言いにくいことを言ってくれたんだから、これはすぐに何とかしなきゃと思って、先生に伝えて、先生も動き出してくれた!』と言っているのを聞いて、
長男はその女の子から『そういう話をできる人』と思ってもらえたんだと思ったら、
嬉しくて少し泣けました。

先日書いたように、自分が子どもの頃、母のトイレ介助をしながら『私が娘でよかった。息子だったら母は頼れない。』と思ったけど、自分はいま息子たちに清拭などを頼っていること、頼れる息子に育ってくれて感謝していることを伝えました。

長男は『そうか、そこはちょっと誇っていいんだね😊』と少し照れたように、でも素直に受け止めてくれました。



そして、長男のお友達でゲイの子の話も初めて聞きました。


長男が中学生のころ、息子たちが
2人ともふざけてゲイビデオネタを話すことを、私は絶対にダメだと言って何回か話し合いました。

生徒数を考えれば学校にも絶対
LGBTQの子がいる。
言わないだけで絶対いる。
あなたたちがそうやって笑うことが、その誰かを死ぬほど傷つける、と。


そのゲイのお友達は親御さんには話せていないし、中学校の時も誰にも話せなかったと言っていたそう。

その子が勇気を出して、今その子らしく生きてくれていることが嬉しいし、
『ゲイだとカミングアウトしよう』とその子が勇気を出せた環境の、その
1ピースに長男がなれたことが嬉しく、また少し泣けました。


2回も涙ぐむなんて、熱が続いて少し弱ってるのかも〜。

でも嬉しかった、とても。

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