※2024年3月21日に追記しました。

追記部分は赤色の文字にしてあります。


毎度ご無沙汰いたしております!
第2癌3回目の再建から2か月経過したハンギョドンです。
お胸の完成まではあと1か月、脂肪吸引箇所の完成まではあと4か月ほどです。
お胸は過去の経験からしても、現時点で9割がた完成していると思います。
ありがたいことにお胸は十分にボリュームアップして、これ以上大きくなると着る服をかなり選ぶことになると思うし、十分に綺麗なお胸になれたので、これで乳房再建を終わりにするつもりです😌


今回、いただいたご質問はこちら。(お返事お待たせして申し訳ありません!)


『脂肪注入の再建ではバージスラインがハッキリ出にくいと聞いたのですが、ハンギョドンさんも同じ印象を持ちましたでしょうか?先生によるところが大きいのか、綺麗に仕上がってるハンギョドンさんのご意見を伺えたらと思い、メッセージすみません。』


再建途中である2回目の再建後のお写真を見て「バージスラインが綺麗」と思っていただけたということでしょうか。ありがとうございます☺️
私も「脂肪再建では大きいサイズは作れない、高さが出せない」などとは聞いていました。
もともとのブラのサイズがF65でしたから、もとより小さくなってしまうのだな・・・と少し、しょんぼりしました。


・・・が!!


まだ完成まであと1か月あるのですが、かなり大きく綺麗になったと思います。


私は上腹部や背中まで脂肪を取ったのでブラでいうアンダーがまだまだ浮腫んでいます。

なので、アンダーもむくみが引いて完成してからブラジャーを買おうと思っていますが、
その時にはサイズをブログで報告したいと考えています。(忘れないようにしなきゃです。)

さて、バージスラインについての私の意見、ということですが・・・。
私は医療関係者ではなく患者なので、本当に一患者の感想になってしまうのですが、
7年乳がん患者をしていて、いろんな形成外科・美容外科のドクターやナースにお話を伺ってみて現時点で思っていることを書きますね。

脂肪注入での再建、どうやら私はかなりの成功例みたいです。
私自身はなかなか他の方の症例を見ることができないのでわからないけど、左右どちらの再建主治医も、主治医以外のドクターも『ハンギョドンさんだからここまでうまくいった。』とおっしゃっていました。また、主治医お二人とも「難しかった・・・。」と感情を込めておっしゃってました。私の体質や性格が成功を呼んだともおっしゃっていただきました。
あとはお二人ともおっしゃっていたのは、「そもそも乳腺外科医がどれくらい綺麗に切除してくれているかが大きい」ということでした。

私の全摘したお胸は、とても綺麗に脂肪を入れやすく切除されていたとのことでした。

特に、全摘前に脂肪注入での再建を決めていた左胸は、皮膚がペラペラではなく脂肪を残して切除されていたとのことです(左胸はステージ0でした)。

けれどもその他の条件にも全てに恵まれていたわけではなく、私は左右ともにエキスパンダーが癒着している状態からの再建でした。
右胸は、皮膚を一部切除してあり、エキスパンダーは目視で3か所も癒着していました。
左胸は、エキスパンダーが大幅に下垂、横流れを起こし、強い癒着で乳輪と乳頭が陥没していました。
その状況から、よくここまで綺麗に再建してくださったと感動もひとしおです。
右胸主治医は、もともと皮弁や脂肪注入での再建の権威から紹介していただいた、美容での脂肪豊胸症例数1位のドクター。(しかも美容外科を始める前は、ドクターの中でもトップと言われる胸部外科医を海外で務めていた凄腕ドクターです。)
左胸の主治医は、形成外科医。右胸のドクターと比べられてしまうという強いプレッシャーや、脂肪がほとんどない腹部から脂肪をとる緊張感と闘いながら仕上げてくれました。
ただお二人に「天才ですよね?」と投げかけても、お二人ともから「ハンギョドンさんだからうまくいきました。」と謙遜ではなく、心からの感じで返されました。

同じ病院、同じ主治医で両胸を脂肪注入で再建している友人も、3回目の再建後の段階で片胸(予防切除の方)はかなりきれいにバージスラインが出ていました!

でも患側であるもう片方の胸は、思うように脂肪が入らず・・・。次の再建手術でうまくいきますようにと祈っています🙏🙏🙏


なので、私の現時点での認識をまとめると「脂肪注入での再建は難しいらしい。でもうまくいくこともたしかにある。ドクターは謙遜するけど、ドクターの腕は確実にあると思う。(そしてお二方とも熱意と愛情がすごかった。)再建医だけでなく乳腺外科医の腕も重要とのこと。」というところです。

でももうこれは、脂肪注入だけでなく、皮弁やインプラントでも同じだなと感じています。
再建って難しいんだな・・・と。


そういえば…!

書こうと思ってたのに書き忘れていたことがあったので、追記します。


右胸の再建主治医、O橋先生はSNSでの下乳とかアンダーブーブと呼ばれるラインについての症例を紹介されていました。痩せ型で皮膚の伸びが足りない方でも、溶ける糸とリゴトミーでアンダーブーブが形成されていました。(再建ではなく痩せ型の脂肪豊胸の方のようでした。)


私も右胸の皮膚切除部分、脂肪がどうしても入らなかった場所は、リゴトミーと脂肪注入を全部で5回しましたよ。

またお胸全体の皮膚の伸びを良くするために、拡張機「ヌーグルベリー」や「ビブラ」が使われる例もわりと耳にします。


美容外科で症例を見せていただいてわかったのは、乳がんによる変形がなくても「これはご本人かなり悩まれてきただろうなぁ」と思う症例がたくさんあるということでした。

たんにお胸がものすごく小さいとかインプラントが拘縮を起こしているとかだけではなく、生まれつき本当にいろんなお胸があることを知りました。また、お胸自体の形や大きさは左右バランス悪くないのに左右の乳首の向きや位置が崩れてしまうと修正せずにいられない仕上がりになったり…いろんな悩みがあることを知りましたし、その悩みに対応できるドクターがいることを知りました。


「自分は向かないかも」と1人で諦める前に、脂肪注入再建を得意とするドクターに相談されると良いと思います。その際、やはり何名かのドクターの意見を聞いたり症例を見せていただくのが良いと思います。

家を買うときに、一社のハウスメーカーしか見ない方ってあんまりいないですよね?家は引っ越すこともできます。身体は家以上の一生物です。私は5軒の病院やクリニックを周りました。相談させていただいたドクターの数はそれ以上です。(2024年3月21日追記)



最後に、お写真を載せますね。

ビフォーとして、エキスパンダーがずれて下垂&横流れしたお胸やエキスパンダー抜去後のあばらが浮き出たお胸を。
アフターとして、第2癌3回目の術後のお胸を載せます。
苦手な方はここまでで~。






うっかり見防止は、最近食べたケーキたち🍰

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パステルの限定ポムポムプリンのシフォンケーキとプリン、イタリアの老舗カフェビチェリン新宿店のレモンパイとチョコパンケーキ。パンケーキはベシャッとなるのがイヤでシンプル派だったけど、こちらのは最後までソースに負けずふんわりもちっとしてて感動✨


では、閲覧注意写真いきますよー!
まずは、エキスパンダー下垂&横流れ&癒着のビフォー。右胸も皮膚の切除部分に脂肪がなかなか入らずアウトラインがまだガタついてます。
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⇓エキスパンダーを抜去した胸はあばらが浮き出てます。
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⇓そんなビフォーから、3回目の脂肪注入直後のお胸がこちら!IMG_9561
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バージスライン、バッチリです!
(右胸は部分的にトータル5回の脂肪注入をしています。)
こちらは手術翌日なので、ここからもう少しお胸はボリュームダウンしていきますが、それでも十分満足してます☺️
たぶん病前より大きなお胸になっています。
ありがたい悩みなのですが、お胸が大きすぎて入らない服があって少し困っている今日この頃です💦

再建する人も、しない人も、みんなが自分のお胸を愛せますように☺️💕